賃貸マンションの自宅で、思いきり歌うため、DIYして防音室を自作しました。
今回は、第二回。防音室の設計と、作成計画についてお話します。
前回はこちら。
防音室の設計
前回上げた、自作する防音室についての希望条件です。
- 引っ越し時に分解して、引っ越し先で再度組み立てたら使用できる
- ねこもちが快適に録音できる
- (せっかくなので)家族でカラオケが出来る
- 予算10万以内(工具代込・すでに購入している吸音材含)
- 気軽に使用できる(使わなかった意味がないので)
- 防音効果-20dB目標
- 工具は安価orレンタルで済ます(今後DIYの予定がないため)
防音室を自作するにあたって、まずはインターネットでひたすら資料を集めました。すでに自作防音室を完成されている方のブログ・動画を参考にさせていただきました。とりあえず、ポイントとなった部分をまとめます。
ラティスと、防音室の広さ
まず、「ラティス」を使う事が決まりました。これは、しっかりした枠組みを安価で作れるためです。そこで、作成する防音室の広さですが、ラティスの規格に合わせる事になります。高さは180cmとして、横は180cm,90cm,60cmがあるようです。
横90cm×奥行90cm(約0.5畳)だと、どうしても狭さを感じます。録音機材を入れたら、あまり快適とは言えません。横180cm×奥行180cm(約2畳)や、横180×奥行90cm(約1畳)は広すぎて、防音室を置く部屋を圧迫してしまいます。
そこで、90cmと60cmのラティスを組み合わせて「横150cm×奥行90cm(約0.8畳)」に決めました。
また、高さは余裕を感じられるように、ラティスの180cmに板を継ぎ足して約200cmにしました。
ラティスに合板を貼り付けて、壁にすることにしました。ラティスはコメリで1980円(税抜)が近場では最安値でした。オンラインショップだと、送料がかかる事が多いので、近場のホームセンターで買う事をおすすめします。ホームセンターによっては、持ち運び用の車を無料で貸してくれますよ(ねこもちも利用しました)。
防音方法
防音の方法については割愛しますが、つまり遮音と吸音を組み合わせる必要があります。
遮音
遮音シートは、楽天で買いました。とても重いです。自宅まで運んでもらいましょう。
全面に貼る事を考え、10mを1本、個別で6m購入しました。楽天のお買い物マラソンの時に買うと、ポイント還元率が良くていいよ……!
もう少し安い遮音シートもAmazonにありました。ねこもちは、使っている方が多いので、上記のサンダムCZ-12にしましたが、こちらでも良さそうです。
遮音シートの固定に、100均で有名なDAISOのタッカーを買いました。
タッカーが300円、芯が100円です。こちらのタッカーの深さは7mmなので、遮音シートぐらいなら余裕で固定出来ます。普通のタッカーを買うと、安くても1500円ぐらいはします。今後使わないのでしたら、こちらのDAISOのタッカーをお勧めします。
吸音
自作されている方々の多くは、遮音シートに加えて、吸音材としてロックウール・グラスウール・GCボード・ホワイトキューオン等を使われています。おそらく効果は抜群! なのですが、今回ねこもちはこれらを使用しませんでした。
ロックウール・グラスウール等は、産業廃棄物に指定されているよ。
業者さんに頼まないと捨てられないし、
捨てる時にお金もかかるから、買いたくないよ。
防音室を作ってくれるいぬもちに言われては仕方がない……ということで諦めました。今回防音したいのは、歌声だけで、楽器の演奏は含まれないため、そこまでしっかりと防音しなくても効果が得られるかなぁと思ったからです。
もし、完成して防音効果が無かったら、追加でGCボードあたりを導入する予定でした(結果必要なかったです)。
吸音については、元々クローゼット録音の際に購入したmini-SONEXを、録音するマイクの周りに使います。
mini-SONEXが無いところは、ウレタンチップのマットを貼り付けることにしました。
防音はこんな感じです。吸音材は基本的にウレタンで出来ているのですが、このウレタンを塊で買おうとすると結構高額です。そこで、このウレタンチップという細かいウレタンを固めたマットにしました。これだと低価格です!
換気
換気システムは絶対必要。
時々ドアを開けて換気しまーすとか、信用しません。
あ、はい。
防音室の換気扇で有名なのは、三菱のロスナイですね。
ですが、ねこもちはロスナイを使わず……。PCファンを2つ使って、換気することにしました。チャンバーを作るのが面倒でなければ、こちらの方が安く済みます。
作業計画
1日目
- 買い出し
- ホームセンターで木材カットしてもらう
- ホームセンターで車を借りて、材料をすべて運ぶ
- インパクトドライバーをレンタルする
- 組み立て
- ラティスと合板をビスで合体
- 組み立てた物を自宅に一旦保管
2日目
- インパクトドライバー・丸ノコをレンタルする
- ひたすら組み立て(箱にする前まで)
- ラティスと合板をビスで合体
- チャンバーを作る
- 組み立てたものを自宅に運ぶ
3日目
- インパクトドライバーをレンタルする
- 各パーツにタッカーで遮音シートを貼る
- 防音室を箱にする(各パーツをくっつける)
4日目
- インパクトドライバーをレンタルする
- 扉をつける
- チャンバーを付ける
- 内側に吸音材を貼る
大体1,2日目がお外でパーツ作成、3日目で部屋に設置、4日目が内装という流れです。
完成予定図(ざっくり)
こんな感じで無理なく進める予定だったよ。
予定だからね……実際はね
次回からは、実際に作業した様子等を記事にしていきたいと思います。
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