みなさん、歌うのは好きですか? ねこもちは、大好きです。好きすぎて、趣味で歌う活動をしたりしています。
でも、駅前の一般的な賃貸マンションに住んでいるので、問題があります。そう……
思い切り歌えない……。
近所迷惑にならないかな? と気になって、思い切り歌えないんです! 激しめの曲や、ロックな曲を歌う時に、大声が気持ちよく出せなくて困っていました。
そして、色々試行錯誤した結果、賃貸だけど防音室(ボーカルブース)を自作する事にしました! お歌の録音はもちろん、パソコンがあれば普通のカラオケとしても使用出来るので、家族全員無駄なく使えています(あんこもちはまだ使えないけど)。
防音室の作成には、インターネットの色々な情報を参考にさせていただきました。実際に作った方のブログが、とても参考になりましたので、ねこもちも情報を公開しようと思います。
出来るだけ制作過程の写真を撮りましたし、かかった金額なども記録しましたので、どなたかの参考になれば幸いです。
防音室自作を決めるまでの道のり
曲を作っている友人に、「歌入れて欲しいなー」と言われたのが始まりです。オーディオインタフェースを購入して、宅録生活を開始しました。
過去のボーカルブース
その1:対策特になし
録音について何の知識も無かった時代。普通にマイクに向かって歌って録音していましたが、以下の問題があったので録音する環境としてはNGでした。
- 反響音が入る
- ノイズが入る(S/N比が良くない)
その2:毛布に向かって歌う
反響音を防ぐため、とりあえずの対策として、毛布をマイクの後ろに置くことしました。ハンガーラックに毛布をかけています。毛布のおかげで反響音は減りましたが、ノイズの状態は変わりませんでした。
その3:クローゼットに入って歌う
こちらの方の情報を参考にして、クローゼット内に吸音材を貼り付けて、歌を録音することにしました。
この時に買った吸音材は、こちら。50cm×50cmのものを10枚です。
やっと、綺麗に歌声が録音できました!
ただ、長く使っているうちに問題が出てきました……
- 座っているので歌いにくい
- クローゼットなので、狭い&暗い
- パソコンを操作しながらの作業がしんどい
クローゼットは狭く、かなりの息苦しさを感じました。棚が取り外せないタイプだったため、座っての録音だったの、余計に狭かったです。
また、クローゼットから出たり入ったりしながらパソコンを操作するのが、大変苦痛でした。
購入を検討
ちゃんと歌って録音したい欲がどんどん増していき、防音室の導入を決めました。とにかく立って歌える環境が欲しかったです。
その時に候補に挙がったのが2つ。
VERY-Q/HQ910 Vocal Booth Set[簡易吸音ヴォーカルブース]
床マットが別売りなので、それを合わせると176,000円(2019年11月時点)です。20万円以下におさまるのでうれしいですね。楽器を買う事を考えれば、ボーカルさんは持っていても良い商品だと思います。性能は-18dBですので、楽器はともかく、歌声なら充分抑えられると思います。
いぬもちが、防音室DIYに協力してくれなかったら、
これを購入する予定でした。
ええ!?
ただ、ねこもちがもし使うなら、心配性で-18dBだと不安なので、遮音シートを外側に貼って防音補強していたと思います。
防音効果を補強していたら、たぶん20万ぐらいかなぁと思います。ゲーム実況や声優さんの録音ぐらいなら、補強無しの-18dBでよいと思いますよ。
先行投資のことを考えれば、買っちゃってよい値段だと思う。
(自作防音室は、この半額の値段で1カ月半ぐらいDIYすると思ってください)
だんぼっちトール + 防音強化
おそらく、多くの人が検討しているであろう「だんぼっち」。こちらの方のだんぼっち補強情報が、大変参考になりました。
賃貸の我が家は、引っ越しの時が必ず訪れます。そのため、分解して運べる事は必須事項となります。だんぼっちの分解できるという特製を活かしたまま、防音効果を強化していらっしゃるので、この方のをパク参考にだんぼっちを買おうかと思っていました。
お値段は、ダンボッチトールだと10万円+補強に5万円で、合計15万ほどでしょうか? でも、分解できる利点があるので良いかな~と思っていました。(リンクはだんぼっちグランデです。だんぼっちトール、今は売っていないようで見つけられませんでした。)
が……
段ボールで出来ているのに、10万円!?
耐久面が不安すぎる……
そう。いぬもち、何を隠そう「一級建築士」です。
段ボールで出来た箱について、とても不信感を持っているようです。
だんぼっちに限らず、人が入る部屋なら換気防火対策(ry……
色々決まりがあるから。出来てなかったら違法だからね(※)。
え、ボーカルブースって、違法ですか……?
(売っている簡易のやつは)グレーゾーンな気がする(※)。
え、じゃあどうすれば……
僕が作るよ★ミ
えええええ、かっこいいいいい!!!
※あくまで、いぬもち個人の意見です。建築基準法では、人が入るお部屋は換気の量が決まっていたり、火災の対策をしたりする必要があるそうです(そのへんYAMAHAのアビテックはオールクリアしてそうです)。ただ、換気を怠る事は、呼吸器官等に不具合が出ます。換気扇のついていない防音室で作業される方は、こまめな換気をこころがけてくださいね。
結論:自作防音室
潔く、防音室を作る事にしました。条件は以下。
- 引っ越し時に分解して、引っ越し先で再度組み立てたら使用できる
- ねこもちが快適に録音できる
- (せっかくなので)家族でカラオケが出来る
- 予算10万以内(工具代込・すでに購入している吸音材含)
- 気軽に使用できる(使わなかった意味がないので)
- 防音効果-20dB目標
- 工具は安価orレンタルで済ます(今後DIYの予定がないため)
自作防音室 作成記録の簡易もくじ
これで、【DIY】賃貸で自作防音室(ボーカルブース)を作りました①導入編 は終わりになります。次回から、実際に作った過程を紹介していきたいと思います。
全部ではなく、一部分だけご覧になりたい方もいると思いましたので、こちらに全記事をまとめておこうと思います。時系列順です。随時追加させていただきます。総額を知りたい方・防音性能を知りたい方は、最後の記事⑤をご覧ください。
参考にしたサイト・ブログ
まとめサイトみたいになって嫌なのですが、本当にとても参考になりますので、こちらに情報をまとめます。これらの情報が無ければ、ねこもちの防音室は完成しませんでした。感謝です。
クローゼット防音室
さきほども紹介しましたクローゼットを利用した自作防音室です。すでにあるクローゼットを利用できるので、DIY度は低め。防音室にクローゼット利用を考えている方はぜひ。
だんぼっち補強の防音室
さきほども紹介しました、だんぼっちを利用した防音室です。だんぼっちの分解できるという利点を生かしたまま、防音補強を行っておられます。賃貸の方&低予算派の方におすすめです。
ねこもちも、こちらで使用されているウレタンマットを買って使いました!
ラティスを使った防音室
木材でしっかりとした防音室を作られています。DIYする気があるぞ! という方におすすめです。
ねこもちも、こちらの情報を参考に、ラティスを使いました!
換気口のある防音室
木材でしっかりとした防音室を作って、さらに換気もされています。防音室の長期的な運用を考えておられる方は、ぜひ、こちらの情報を参考に換気されると良いと思います。
ねこもちも、こちらの情報を参考にチャンバーを作りました。
次回は、材料の選定や、DIYの計画などについてお話しています。
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