出産のあと、首にぽつりと出来た「粉瘤(アテローム)」。良性腫瘍の一種らしいですが、炎症を起こすとソコソコ痛いらしいです。
小さいけど見える場所だし、常に触ってしまい気になる……。
粉瘤とは、皮膚腫瘍の一種です。 また、アテロームとも呼ばれています。 何らかの理由により、毛穴の一部が内側にめくれて袋状の構造物となり、その中に脱落した角質や皮脂が溜まり徐々に成長していく疾患です。
今回は、受診→手術→経過→保険手続き、についての体験談をお送りします。
手術前の粉瘤(アテローム)
首の中央少し右にできました。たぶん粉瘤自体は2.0mmぐらいでしょうか?
皮膚科クリニックへ
授乳中でも手術できる!
この日は、巻き爪治療の相談のためにクリニックにいきました。粉瘤手術については、妊娠・授乳中は出来ないと聞いていたので、質問のみの予定でした。
しかし、「授乳中でも手術出来るよ!」と女医先生!
とても小さな粉瘤なので、飲み薬での治療がないため、授乳中でも手術できるそうです。サイズが大きい方は無理なのかな?
しかも、手術が簡単で傷跡も目立たない「くり抜き法」でやってくださるそうです。
へそ抜き法とは、局所麻酔を行った後、切開ではなくパンチで小さな穴を空け、そこから蓄積された内容物と袋を同時に取り除くというものです。へそ抜き法の場合は、炎症性粉瘤でも炎症の改善を待たずに手術ができます。そして、傷跡もほとんど目立たないというメリットがあるため、露出部にできた粉瘤でも綺麗に取り除けます。
手術中の痛みは、麻酔の注射時のみです。また、5mm~3cmほどの大きさで、皮膚の他の組織との癒着がない場合は、5分程度の短時間で手術が終了します。
くり抜き法=へそ抜き法 だそうです。
小さめなので、取っても取らなくても、どちらでも良いというお話でした。今後炎症していたくなる可能性もありますし、この半年でどんどん大きくなっていて不安なので、手術をお願いすることにしました。
最短で約3週間後に手術の予約を入れました!
痛いのかな……
手術日までは、ネットで手術体験のブログをひたすら読みました。
手術当日
当日は、予約の5分前にクリニックへ。午後はすべて予約客のみということで、待合室の人数は少なくて静かでした。
少し遅れて名前を呼ばれて、診察室へ。ベッドにあおむけに。
小さい粉瘤だからか、くり抜き法だからか、特に手術用のシートなどは使いませんでした。
女医先生「あれ……? 粉瘤、小さくなっていませんか?」
ねこもち「じ、じつは、黒い芯みたいなやつ、押したらポロって取れたんです(´ºωº`)」
女医先生「そうなのー? じゃあ、この半年ですごく大きくなったわけじゃないんだね」
ねこもち「そうみたいです(´ºωº`)」
女医先生「じゃあ、手術やめる?」
ここまで来て(ベッドに寝転んで)やめるとか、あるの?
ちなみに黒い芯? みたいなのが取れる前と後
黒い芯が取れた後は、もう粉瘤があるか見た目ではわからないですよね。
でも手術はしました。
手術中(見えていない)
あおむけになって、顔を横に倒して、手術しました。
女医先生「ペンでしるしを書きますねー」
と言われて、ペンでチョンチョンとしるしを書かれました。
女医先生「麻酔入りますよーちょっとチクっとします」
と教えてもらっていたので、そんなに痛くもなく麻酔終了。首がぼややーってします。
女医先生「2.0で」
って言っていた気がしたので、2.0mmの穴あけパンチですかね。知らない間に穴があけられちゃったようです。痛みはありません。
女医先生「ちょっとつまんで、押し出しますねー。押しますよー」
と教えてくださいますが、麻酔がかかっているので感覚はなし。はさみのようなもので、すこしチョキっとされたような音がしたら、あとはガーゼで抑えて終了。
女医先生「10分ぐらいこのままで。血が止まったら、薬を塗って帰っていいですよ。塗り薬を出しておきますので、毎日お風呂上りに塗ってくださいね」
ねこもち「はーい」
女医先生は退場。別の患者さんのところへ行きました。
あ、摘出物見てない!!!
取り出したもの、見たいって言えばよかったですー。ショック……。
あとは、10分間様子見て、出血とまったのを確認してもらって帰りました。自転車で。
手術前後の写真
当日は、濡らさないようにと言われていたので、シャワー浴びるのに苦労しました。痛みはほぼありません。手術は夕方だったのですが、夜にはガーゼの上から触れると軽く「チクッ」とするぐらいです。普通の擦り傷より痛くないぐらいでした。
顔まわりの手術をするかたで、午後に行く方は、シャワーあびてから行ってもいいかもしれません。
手術後の経過
1日後
お風呂上りに、初めてガーゼを外しました。奈落の穴が! 痛みはありません。
サインペンの跡がまだ残っていて、麻酔の部分が内出血しています。
2日後
謎の膜のようなものが出来てふざがりました。
3日後
膜がちょっと小さくなったような?
5日後
膜がなくなって、かさぶたになりました。
7日後
かさぶたがなくなり、ほぼ気にならなくなりました。
1か月
今はこんな感じ。つまんでみると、少しシコリを感じるのですが、これは穴をあけた部分が分厚い皮になっているからみたいです。もう少し様子をみます。
手術代金
手術代金が、5,420円
お薬代が、450円でした。
保険手続き
ねこもちは、メットライフ生命の医療保険に加入しています。女性特有の疾患の特約をつけて、月4000円ぐらい。60歳満期にしています。散々迷って、まだ解約せずにいますが、今回役立ってよかったです。
日帰り手術(外来)は、一律25,000円の給付でした!
手術代とお薬代合わせて、5,870円だったので、19,130円も得しちゃいました!
露出部の手術だったのですが、露出してない部分でも同じなのかな?
メットライフスマフォアプリ
スマートフォンのアプリで、写真を撮って請求しました。
あんまりわからずにやったのですが、なんと請求した翌日に承認され、振込手続き完了の連絡をもらいました。便利!
★医療費明細書 と 請求書兼領収証 を用意して、写真撮影してアプリに添付しました。本人確認として、免許証も撮影して添付しました。
★手術名は、用意した医療費明細書に書いてあったものを、そのまま書きました。
これだけの作業量で、25,000円をすぐに振り込んでいただけたので、とっても楽ちんでした。私の場合は「病気」扱いだったので、アプリですぐにできましたが、「怪我」の場合はアプリでの申請は出来ないようです(わんこもち旦那が怪我をしたので、申請したことがあります)。
保険がおりるなら、気になる腫瘍をお金を気にせずに取ることが出来て良いですね。
保険にあまり肯定的ではないのですが(家族のために加入している)、こういう時はやはり頼れる存在だなぁと思いました。
ねこもちは色々な保険を扱っている窓口で相談して、保険に入りました。保険を基礎から勉強するにはもってこいだなぁと思います(入院した時のベッド代金とか、高額医療費とか……)。
感想
痛みがほぼなかったので、良かったです。
粉瘤がとても小さいので、先生は手術するかどうかめっちゃ確認してくれました。将来的に、炎症を起こして痛くなるのも嫌だし、大きくなると取るのも面倒なので、小さいうちに摘出しておいてよかったなと思っています。保険もおりましたし(結果的に収支はプラス)。
手術に怯えていた時、たくさんの手術体験記にはげまされましたので、この記事にどなたかの助けになれば幸いです!
コメント
初めまして!体験記大変参考になりました。
当方もメットライフの医療保険に加入しているのですが、
ねこもち様が加入なされている保険名を教えていただけますでしょうか。
足の付け根にアテロームが出来たので、同様の給付金はいただけないかもしれませんが、
せっかくなので対象になるといいなと思っている次第です。。。
ちゃちゃさん、こんにちは!
書類を調べてみたのですが、名前は新終身医療保険という事しかわかりませんでした……。
保障内容の欄に、外来で所定の手術を受けられた時(一回につき) 25,000円とあり、今回の日帰り手術はこちらが適用されたのだと思います。
参考になりましたら幸いです。